オンラインゲームがアジア大会に?エキシビション種目になったeスポーツ

eスポーツが「本物のスポーツ」へ


1990年代、街のネットカフェから始まったeスポーツが、アジア大会のエキシビション種目に採用され、現在では世界各国が注目するメジャーなスポーツ競技へと発展している。


アジア・オリンピック評議会(OCA)が主催するアジア地域を対象に原則4年ごとに開催するアジア大会の第18回大会が、2018年8月18日から9月2日までの16日間、ジャカルタ・パレンバンにて開催される。


アジア版オリンピックと言えるこの大会に、

・『 League of Legends(LoL:リーグ・オブ・レジェンド)』

・『ウイニングイレブン2018』

・『StarCraft Ⅱ』

・『Hearthstone(ハースストーン)』

・『Arena of Valor(AoV:アリーナ・オブ・ヴァラー)』

・『Clash Royale(クラッシュ・ロワイヤル)』

上記6種目のeスポーツが、デモンストレーション競技としてテスト実施されることとなった。




韓国トッププレイヤーたちが、LoL韓国代表チームとして集合


韓国はこのうちリーグ・オブ・レジェンドとStarCraft Ⅱを予選1位で本戦進出し、アジア大会の金メダル争いに名乗りを上げた。


世界最大規模のeスポーツであるリーグ・オブ・レジェンド、別名「LoL」は敵陣を先に破壊した陣営が勝利する対戦型戦略ゲーム(AOS)であり5対5で対決する団体戦だ。


毎年世界各地から集まったトップクラスのチームが雌雄を争う「リーグ・オブ・レジェンド・ワールドチャンピオンシップ」は、ワールドカップ並みに「熱い」ことから、韓国では「ロール(LoL)ドカップ」とまで呼ばれるほどの人気を博している。



LoLの代表チームは「Faker」李・サンヒョク(22·SKテレコム T1)、「ギイン」金・ギイン(19·afreeca Freecs)、「Score」高・ドンビン(26·KT Rolster)、「ピーナッツ」韓・ワンホ(20·KING-ZONE DragonX)、「Ruler」朴・ジェヒョク(20·Gen.G LoL)、「CoreJJ」趙・ヨンイン(24·Gen.G LoL) など各ポジションのトップクラスのゲーマーで構成された。


各チームで目覚ましい活躍を見せ想像がつかない程の年俸を受けている彼らが、ひとつのチームを、それも国家代表チームを結成するのは初めてのことだ。


「2018LoLチャンピオンコリア(LCK)サマー」の真っ最中であるこの時期、本来であれば大会に集中しなければならないが、国家代表という名の下、心をひとつにした。


今回のアジア大会で彼らは所属チームの名前ではなく国旗のマークを胸元につけ背中にはニックネームではなく本名が書かれたユニフォームを着る。

StarCraft Ⅱでは「マル」趙・ソンジュ(21·JINAIRGREENWINGS)が金色のメダルを狙う。StarCraft Ⅱは1990年のプロゲーマーという新しい職業を誕生させたStarCraftの続編だ。

2010年最年少プロゲーマーとしてデビューした趙・ソンジュは今年でプロ9年目を迎えたベテランだ。グローバルスタークラフト2リーグ(GSL)で2回連続優勝を果たし、自信を付けた。


2022年、eスポーツは正式種目へ


eスポーツの存在感は日を追うにつれて大きくなっている。今年のアジア大会ではエキシビション種目に留まったが、次回の中国・杭州で開催される2022年アジア大会では正式種目として採用されている


2024年パリ五輪で、エキシビション種目になる可能性もある。「本物のスポーツ」に変貌を遂げたeスポーツで韓国選手の活躍が期待される。


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記事URL: https://m.sports.naver.com/esports/news/read.nhn?oid=421&aid=0003520266

(「オンラインゲームがアジア大会に?エキシビション種目になったeスポーツ」『news1 KOREA』2018年8月6日の記事)

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翻訳:花崎

IT・ゲーム・ときどきブロックチェーン

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