■「TPS」、取引処理速度の単位
■「ビットコイン」1秒当たり7TPS、「イーサリアム」20TPS
■ビザカード2万4000件処理…「TPS」汎用性確保の可否
■サービス速度増加のためTPSに集中する雰囲気
■業界「TPS、意味ない」
「イーサリアム」プラットフォーム上で稼働する分散型アプリケーション(DApp)は、1850以上。多くのサービスが「イーサリアム」というプラットフォーム上で取引のためのトランザクションを送る。
ただ、「イーサリアム」の1秒当たりの処理速度は、20TPS(TPS·Transactions per Second) 。
例えば、1800のDAppで1秒当たり1つの取引ができるとしても結局20しか処理できないということになる。
業界では、ブロックチェーンの活性化のために解決しなければならない問題点として処理速度を言及している。
「イーサリアム」の財団もより多くのユーザーを獲得するためにはスピード問題を改善しなければならないと見ている。
しかし、最近一部のブロックチェーンプロジェクトが、既存問題を改善したことを強調するため、実装が難しいTPS数を設定したりブロックチェーンの特徴を考えずにTPS数を上げることのみに集中しているという批判もある。
TPS(Transactions per Second)とは?
1秒当たりのトランザクション処理件数を指す単位。現在、世界で最も多い取引を処理するカード会社のビザカードは、2万4000TPSを処理しているとされている。
しかし、「ビットコイン」は1秒当たり7TPS、「イーサリアム」は20TPS、「EOS」は3000TPSを記録している。
既存の金融サービスに比べても非常に遅く、各プロジェクトはこのような問題を改善するために、さまざまな方法を試みている。
「ビットコイン」の場合、1回の取引に10分以上の時間が必要。この取引を戻すことはできない。取引が完全に終わるまで1時間以上必要だという。
これについて「ビットコイン」は、頻繁な取引は、ブロックチェーン上で処理して特定時点で、その結果値のみをブロックチェーンに保存する方法で速度問題を改善する方法を試みている。
「イーサリアム」も問題改善のためにさまざまな方面から研究している。
TPSがブロックチェーンの活性化のための重要な要素として言及され、最近TPSを全面に出したプロジェクトも登場している。
一部のプロジェクトの場合、技術検証が終っていない未検証TPSをプロジェクトのマーケティングに活用していて懸念の声が上がっている。
しかし、TPSに関する論争は、無意味だという意見もある。
ブロック検証に参加したノードが少ない場合、処理速度は早くなるがネットワーク全体のセキュリティーを保障することはできない。
業界の関係者は、「ブロックチェーンが持っている透明性・改ざんできないなどの特徴に注目しなければならない。速度のため登場したのではないのだから。」などと強調した。
他の開発者は、「保証など、データのリアルタイムが重要ではないデータの場合、TPSは意味がない。」
「データの完全性を検証するプロジェクトに速度問題は、デメリットにならない。」などとコメントした。
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引用記事:https://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=101&oid=011&aid=0003388886
(「速度が速いと良いブロックチェーン?…「TPS」を見る2つの意見」『ソウル経済』2018年9月7日の記事)
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翻訳:元
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