ヨーロッパの銀行グループは2018年7月3日、ブロックチェーンのプラットフォーム「we.trade」を通じて、初めて国境を越えたリアルタイム商業取引を成功させた。
we.tradeは5日間で4行を介して10社が参加、5カ国の間の金融取引を7件完了させたと、発表した。(詳細→we.trade ニュース)
we.tradeとは?
「we.trade」は、ブロックチェーン技術によって、各国の銀行と企業が国境を越えて効率的に取引できるプラットフォーム構築を目指している。
このシステムは、Hyperledger(ハイパーレッジャー)を採用したIBMブロックチェーンを元に構築されており、
イギリス「HSBC」銀行、ドイツ銀行、オランダ「Rabobank」、スペイン「Santander」銀行、フランス「Societe Generale」、イタリア「UniCredit」など、
計9行の金融機関が国境間金融取引の効率性を高めるため共同で作ったものだ。
現在we.tradeは、ベルギー、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、ノルウェー、スペイン、スウェーデン、イギリスの11ヶ国で利用可能だが、今後もさらに他の銀行とパートナーシップを結び、ヨーロッパおよび世界市場へ拡大することを計画している。
Hyperledgerとは?
Hyperledgerは、Linux Foundationが中心となって開始されたオープンソースのブロックチェーンプラットフォーム。仮想通貨に限らず、ブロックチェーンの技術をさまざまな用途で最大限に利用することを目的としている。オープンソースの理念から世界中のIT企業が協力して、ブロックチェーン技術の確立を目指している
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参照記事:http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=101&oid=014&aid=0004052068(「ハッキング被害「Binance」、取引再開「ユーザーのための安全資産ファンド(SAFU)」立ち上げ」『financial News』2018-07-05の記事)
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