■SI企業「ITcen」、「韓国金取引所3M」を買収
■「脱税・透明性」の問題、裏金市場の対策としてブロックチェーン
■ICOより「ブロックチェーン・金」の取引連動に集中…IPO準備
韓国大手『金』取引所の「韓国金取引所3M(3M)」が、ブロックチェーン技術を活用した新規事業を展開する。
金の取引にブロックチェーン技術を融合し透明性を高めて「裏金市場」のさまざまな問題を解決できるか、注目を集めている。
今月29日、業界によると、ITサービス企業「ITcen(124500)」が買収した「3M」が、ブロックチェーンベースの新規事業を準備しているという。
「韓国金取引所3M(3M)」とは?
2005年設立。韓国大手金取引所。毎年売上高1兆ウォン(約1000億円)。
「ITcen」は、自社で研究・開発(R&D)中のブロックチェーン技術を「3M」の金取引所事業に連携する計画だ。
注目している分野は「裏金市場」。金を加工するなかでできた小さい金を集めて取引する、中古品売買をする際に領収書を作成しない等のさまざまな方法で脱税行為を行っている。
業界では、年間4000億ウォン(約400億円)規模の脱税行為が生じていると推算する。また、書類の確認不足や紙の書類を改ざんする可能性も高いので透明性が低いという批判もある。
このような状況を防ぐため、業者間の取引をサポートするブロックチェーンを活用して手数料を安くする。
また、改ざん等ができない特徴を利用して透明性を高める仕組みを研究している。
ただし、「ITcen」と「3M」は、ICO等の仮想通貨に関した活動は最小限にするという。仮想通貨の発行で投資家を募集することより本事業にブロックチェーン技術を融合してシナジー効果を生むことに集中するという。
「ITcen」と「3M」は、公式的なコメントをしていない状況。
「ITcen」は、「(3MとITcenの提携による)新事業に関して10月初旬の記者会見で紹介する予定。」と言及した。
「3M」は、「IPOを準備するなかで企業価値を高めるため、さまざまな活動をしている。」と語った。
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引用記事:http://www.edaily.co.kr/news/news_detail.asp?newsId=01108646619312568&mediaCodeNo=257&OutLnkChk=Y
(「韓国大手『金』取引所」、ブロックチェーン事業スタート!『E-daily』2018年8月30日の記事)
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翻訳:元
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