■「北朝鮮」、初めてブロックチェーンカンファレンス開催
■技術力の誇示のため
■ビットコインで支払いできるところも…
■しかし、技術の発展は難しい…
北朝鮮が平壌(ピョンヤン)で初めてブロックチェーンカンファレンスを開催するなど、ブロックチェーン技術に対する関心が高まっているという。
今月2日、アメリカの自由アジア放送(Radio Free Asia・RFA)によると、「『'Korean International Blockchain Conference』とういブロックチェーンをテーマにした国際会議が今年10月1~2日平壌で行われる予定。」だと報じた。
RFAは、「北朝鮮がブロックチェーン国際会議を開催して仮想通貨や取引所に対する技術力を誇示したがっている。」とコメントした。
ブロックチェーンや仮想通貨に対する世界的な関心が高まるなかで北朝鮮でも変化が見られている。
北朝鮮でもビットコインの送金ができ、一部のレストランではビットコインで支払いもできるという。
韓国のKDB産業銀行の未来戦略研究所は、ビットコインの要所を収集・公開する「コインマップ(Coin-Map)」を引用し平壌で4か所・元山(ウォンサン)で1か所、ビットコインで支払いできるレストランがある。」と語った。
また、北朝鮮でビットコインの送金もできるという。
アメリカのソーシャルニュースサイトである「レディット(Reddit)」によると、2014年1月平壌を訪れたアメリカ人が自分のビットコインを北朝鮮のネットワークを利用して送金したと報じた。
しかし、北朝鮮がブロックチェーン技術をある程度のレベルまで引き上げることは難しいという。
北朝鮮が抱えている電力・高性能のコンピューター・インターネットインフラなどのさまざまな問題で仮想通貨に関する活動は非常に難しい状況だという。
北朝鮮は、高い匿名性・資金追跡の難しさなどの仮想通貨の特徴に注目し、仮想通貨のマイニングを試み続けていたという。
北朝鮮は、昨年5月から7月まで大規模のビットコインマイニングを試みたが成果はなかったという。
また、北朝鮮は、専門のマイニング機器ではなく一般のCPUでもマイニングできる仮想通貨「モネロ(MONERO)」のマイニングに力を入れているという。
「北朝鮮のインターネット状況から考えてみると、ブロックチェーンや仮想通貨の発展は難しい。」
「しかし、国際社会からの経済制裁に備えるため、今後も仮想通貨のマイニングを続ける可能性が高い。」などと語った。
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引用記事:http://www.newsis.com/view/?id=NISX20180901_0000406591&cID=10301&pID=103008
(「ブロックチェーン・仮想通貨ブームに北朝鮮も関心…技術水準は?」『newsis』2018年9月2日の記事)
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翻訳:元
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