■仮想通貨、証券扱い…「規制サンドボックス」で市場発展サポート
アラブ首長国連邦(United Arab Emirates・UAE)が、仮想通貨公開(ICO)の許可を検討している。
関連規制がなかった状況だったがICOを受け入れることで先般的なフィンテック産業を育成するという。
今月9日(現地時間)現地メディア「WAM」は、スルターン・アルーマンスーリー UAE経済部大臣兼金融規制当局(SCA)の議長がフィンテックの規制案の発表をしたと報じた。
規制案は、金融サービス分野を改善してUEA内の証券プラットフォームを世界基準に合わせるためだという。
特に世界各国で仮想通貨市場が急速に成長している点を意識して仮想通貨を証券として扱ってICOに関する規制を作り上げるという。
これまでは仮想通貨の取引を禁じてはいなかったが明確な規制もなかった。
今回の規制案はフィンテック産業を成長させるための規制のサンドボックスになるという。
SCAは、今月4日(現地時間)発表したレポートで、「規制のサンドボックスでさまざまな商品・イノベイティブなサービス・ソリューションなどのビジネスモデルを試すことができるチャンスとなる。」
「消費者を保護する仕組みを稼働すると同時に既存の規制を緩くする方法で運営する予定。」などと発表した。
UEAは、昨年12月「ブロックチェーン政府」と宣言。すべての政府文書をブロックチェーンに記録・管理すると発表した。
同政府から発行する独自デジタル通貨「emCash」も準備している。
一方、今月11日(現地時間)仮想通貨専門メディア「コインテレグラフ(CoinTelegraph)」によると、サウジアラビアのサウジブリティッシュ銀行(SABB)がサウジ初のグローバルブロックチェーンコンソーシアムのR3に参加した。
世界最大規模の金融特化ブロックチェーンコンソーシアムのR3では、バンク・オブ・アメリカ(Bank of America Corporation)などのグローバル銀行や保険会社が参加している。
SABBは、R3のオープンソースブロックチェーンプラットフォーム「Corda」の開発に参加し、さまざまな分野へブロックチェーンを積極的に導入するという。
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引用記事:https://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=101&oid=277&aid=0004313814
(「「中東」、ブロックチェーンブーム!…UAE、ICO検討中」『アジア経済』2018年9月12日の記事)
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翻訳:元
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