■分散化はツール、目標ではない
■パブリックブロックチェーンとして運営
■ファイナリティー、1秒以内
■少数ノードで構成されたサービスチェーン運営
■テストネット「DevNet」現在運営中
■今年10月開発者対象でプライベートテストネット公開予定
カカオのブロックチェーンプラットフォーム「クレイトン(Klaytn)」が、今年10月テストネットをリリースし来年第1四半期メインネットを公開する。
日常生活で活用できるサービスを中心としたDApp(Decentralized Application)を構成する。
カカオのブロックチェーン専門の子会社GroundXのハン・ジェソン代表は、済州西帰浦市ICC済州国際コンベンションセンターでDoonamuが開催したブロックチェーン開発者大会「Upbit開発者コンファレンス(UDC)2018」でゲストスピーチをした。
「投機ではなく日常生活で活用できるブロックチェーンサービスを提供したい。」
「これまで提供していたサービスの一部を分散化してブロックチェーンの透明性を活用するアプリを開発する。」などと語った。
カカオは、GroundXからサービス型のエンタープライズブロックチェーンプラットフォーム「クレイトン」を開発している。
クレイトンで使う仮想通貨は「クレイ(Klay)」で、カカオのユーザーはカカオトークで活動することでクレイをもらって活用することができる。
ハン代表は、日常生活で活用できるアプリをリリースするためには、ブロックチェーンの取引処理速度問題を解決しなければならないと指摘した。
ハン代表は、「ファイナリティー(Finality)が足りない場合、クリティカルなサービスは難しい。」
「クレイトンは、これを1秒以内にしようとしている。」と説明した。
現在ブロックチェーンで1つの取引(transaction)を処理するために10分掛かる。
処理した後でも5つのブログ生成作業が必要。
つまり、1つの取引が完了するためにビットコインの場合、1時間掛かる。
クレイトンでは、このような作業を1秒内にするという計画。
そうするため、クレイトンの運営方法で分散型という特徴に捕らわれない方法でスピードを上げるという計画。
ハン代表は、「ノードを1つ追加することで機能改善はできない。最も良くないノードに性能が固定されてしまう。」
「クレイトンは、さまざまなサービスをサービスチェーンで分類・並列化して拡張性を高めた。」
「分散化はツール(tool)だ。目標ではない。」と強調した。
GroundXは、現在クレイトンのテストネット「DevNet」を運営している。
DevNetのノードは6つ。取引処理時間は1秒内というのがGroundX側の説明。
デモネットで「クリプトモンスター」というアプリを稼働している。
プライベートテストは、今年10月初め開発者を対象に公開する予定。メインネットは、来年第1四半期に公開することを目途に開発している。
______________
引用記事:http://decenter.sedaily.com/NewsView/1S4ME6XD3C
(「カカオのブロックチェーン「クレイトン」…ハン代表「日常生活で活用できるサービス提供する。」」『ソウル経済』2018年9月13日の記事)
______________
翻訳:元
0コメント