中国の中央銀行である人民銀行は、中国銀行、中国建設銀行などの主要銀行と共にブロックチェーンベースの貿易金融プラットフォームをテスト中だ。
仮想通貨専門メディアCointelegraphによると、12日(現地時間)人民銀行のデジタル貨幣研究所と人民銀行の宣伝事務局がブロックチェーン貿易金融プラットフォームサービスの共同開発を終えて、テストに入った。
このプラットフォームの開発には、人民銀行の他に中国銀行、中国建設銀行、中国工商銀行、平安銀行、StandardChartered銀行などの主要銀行が参加した。
■中小規模の銀行も情報を得やすく
ブロックチェーン貿易金融プラットフォームには、分散台帳技術(DLT)が活用される。銀行が情報を管理する際に発生し得るリスクを減らし、銀行同士がお互いにリアルタイムで情報をやり取りする。十分な情報を得られなかった中小規模の銀行で特に活用されると見られている。
■取引コストの削減や業務処理時間の短縮を期待
平安銀行によると、ブロックチェーン貿易金融プラットフォームを使用すると、取引コストをこれまでの7、8%から6%に抑えられる。
また、ブロックチェーンシステムを適用すると、様々な金融活動をリアルタイムでモニタリングできる。業界では、これまで貿易金融の業務処理に掛かっていた時間が短縮されることを期待している。
このシステムは、広東省、香港、マカオを含めた貿易金融のエコシステムに適用されると見られている。
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引用記事:http://it.chosun.com/site/data/html_dir/2018/09/13/2018091302336.html
(「中・人民銀行主導でブロックチェーン貿易金融プラットフォームをテスト中」『IT Chosun』2018年9月13日の記事)
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翻訳:花崎
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