北京大、ブロックチェーン活用したウェブドメイン特許出願

北京大学がブロックチェーン技術でウェブドメインを管理する方法を提案した。 



■アジアのドメイン処理速度の課題を解決


今月4日アメリカの特許庁が発表した特許出願によると、北京大の深圳キャンパスはコンソーシアムブロックチェーンを活用した最上位のドメインのセキュリティー及び効率性の強化について検討中。


大学側は、現在の標準インターネットドメインシステムが抱える技術的な問題について問題提起した。ルートサーバー(ドメイン名をIPアドレスに連結する最上位段階のドメインネームサーバー)の分布が均等でなくアジアのインターネットユーザーは北米地域のユーザーに比べてドメイン処理速度が明らかに遅く、このせいで信頼性が格段に低いということだ。


大学関係者は「ブロックチェーンの公開性及び不変性を利用してシステム処理速度と信頼性の問題を解決できる。個人及び機関はネットワークに上がった情報に自由に接続でき、最上位と下位のドメイン間の関係を保存するのに必要なシードファイルデータを構築できる」と説明した。



■ブロックチェーンで信頼度の向上に繋げる


コンソーシアムブロックチェーンが持つ特性のひとつである信頼性が保障された主体だけがネットワークに参加できるという点も肯定的に評価されている。パブリックブロックチェーンの弱点として指摘されてきた51%の攻撃(仮想通貨上の全体採掘量の50%以上を保有した採掘者が全体のネットワークを左右できること)の問題も解決した。


研究チームは「ブロックチェーン技術は既存のインターネットと完全な互換性を持つ。ブロックチェーンを活用した完結で効率的な合意メカニズムはウェブドメイン上のセキュリティー及び信頼性の強化に繋がるだろう」と述べた。





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引用記事: http://www.sedaily.com/NewsView/1S5U0IFBC6

(「北京大、ブロックチェーン活用したウェブドメイン特許出願」『ソウル経済』2018年10月8日の記事)

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翻訳:花崎

IT・ゲーム・ときどきブロックチェーン

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