■KB金融グループ、ブロックチェーンセキュリティーソリューション特許取得
韓国金融企業KB金融グループは、今月初め「ブロックチェーン技術を活用したAppセキュリティーソリューション技術」の特許を取得したと15日に明らかにした。
この特許は金融アプリケーションに必ず搭載されているセキュリティープログラムを改善するための技術。一般的には金融アプリのセキュリティープログラムをアップグレードする際に新しいバージョンのアプリをダウンロードしなければならないが、この特許技術はアプリからセキュリティープログラムを分離してアプリを使用する度にこのプログラムを起動して使用する。
■アプリとセキュリティープログラムを分離して安全性強化
セキュリティープログラムのアップグレードが必要な時にも顧客はセキュリティープログラムだけをアップグレードすればよい。分離されたセキュリティーモジュールの重要要素である秘密鍵・複合鍵は別途にブロックチェーンネットワークに分散・保存されるため、ハッキングに対しての安全性も強化された。
具体的には、ハッカーが顧客のスマホアプリをハッキングしてもセキュリティーモジュールは分離されているため不正取引が不可能で、分離されたセキュリティーモジュールまでハッキングしたとしても秘密鍵はセキュリティーに特化したブロックチェーンネットワークにあり事実上ハッキングの根源を断ち切ることができるのだ。
■セキュリティーが脆弱な東南アジア市場を狙う
KB金融グループは「今回特許が『セキュリティーソリューション技術』独自の特許であることからさまざまなビジネスモデルのセキュリティーソリューションに活用でき、セキュリティー環境が脆弱な東南アジアなどの海外進出の際に積極的に活用していく」と述べた。
特に東南アジアでは、顧客が違法にプログラムをインストールするためにジェイルブレイクやルート化などスマホを変則的に使用するケースが多く、この場合ハッキングに脆弱な状態になる。
■顧客目線でブロックチェーンを活用していく
今回の特許技術を活用すれば、スマホがハッキングされてもアプリまでハッキングすることが難しくなるというのがKB金融グループ関係者の説明だ。
KB金融グループの関係者は「ブロックチェーン技術に力を入れるというより、顧客に必要なサービスを開発するためにブロックチェーンを活用していく」とコメントした。
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引用記事:http://news.mtn.co.kr/newscenter/news_viewer.mtn?gidx=2018101510204643294
(「KB金融、『ハッキング防止』ブロックチェーンソリューション特許取得」『マネートゥデイ放送』2018年10月15日の記事)
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翻訳:花崎
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