仮想通貨支払いサービスにWoowa Brothersが参加
韓国最大のフードデリバリーサービス・アプリ「配達の民族(배달의민족)」とショッピングアプリ「TMON(ティモン)」で仮想通貨支払いサービスの導入が進行中だ。
アプリ「配達の民族」の運営「Woowa Brothers(우아한형제들、優雅な兄弟たち)」は、2017年10月に韓国IT企業最大手・NAVER(ネイバー)から350億ウォン(約35億円)の大規模な資金調達に成功したことでも知られている。
ティモン創業者兼理事長を務めるシン・ヒョンソン代表がリードしているブロックチェーンによる仮想通貨支払いシステム「Terra(テラ)」のプロジェクトに、Woowa Brothersチームが参加している。
ティモン代表シン・ヒョンソン(左)とWoowa Brothers代表ギム・ボンジン(右)が、仮想通貨決済サービスの具現化に向けて協力関係を結んだ。
シン代表は、今月17日「コリア ブロックチェーン ウィーク 2018」の
メインイベントの「Beyond Blocks Sumit2018」で
仮想通貨支払いサービスプロジェクトの「Terraプロジェクト」を公開し
「Terra alliance(テラ アライアンス)」を紹介した。
テラアライアンスは、ティモンとWoowa Brothers、そしてトルコ、ベトナムなどの様々な国のeコマース(電子商取引)企業が参加する。
シン代表は「ペイパルはイーベイ、アリペイはタオバオのような大手加盟店獲得が支払いサービスの成長の秘訣だ。」「テラペイも加盟店が必要であり、ティモンとWoowa Brothersなどが参加する「テラアライアンス」を構築している。」と述べた。
Woowa Brothers側も、テラアライアンスに参加していると発表しているが、
Woowa Brothersの関係者は「ティモンと仮想通貨支払いシステムをためコラボしているが具体的なプランについてはノーコメントする。」と語っている。
急激な価格の変動性を解決し、日常で使える仮想通貨を目指す
シン代表の「Terraプロジェクト」は、仮想通貨の価格の激しい乱高下の問題を解決るために、実際にユーザーが仮想通貨で支払いができることを目的に進行しているプロジェクトだ。
Terraのように、急激な価格変動の問題を解決しようとする仮想通貨をブロックチェーン業界では「ステーブルコイン(安定コイン)」と呼ぶ。
シン代表は「数多い仮想通貨が現れては消えている中で、日常生活で使える仮想通貨があるといえるだろうか」「Terraはこのような問題意識から始め、急激な価額変動の問題を解決して、毎日買い物する時に便利に活用できるプロジェクトだ。」
業界では、成功しているスタートアップ企業を立ち上げた有名な創業者らが参加している、という点に注目が集まっている。
すでにティモンとアプリ「配達の民族」というサービスを成功させた経験があるため、まだアイデアの段階にも関わらず、仮想通貨支払サービスが成功するんではないかと期待が高まっている。
業界の関係者は
「ブロックチェーンに対する可能性は分かっているが、まだユーザーにアピールして成功したサービスがないという点が課題だ。」
「ティモンと配達の民族でユーザーの消費パターンを変えた経験のある創業者らがブロックチェーンと仮想通貨を活用してもう一度新しいブームを起こせるのではないかと期待している。」とコメントした。
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記事タイトル:https://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=105&oid=014&aid=0004061089
(韓国デリバリーサービス「配達の民族」に仮想通貨支払い導入…キム・ボンジン-シン・ヒョンソン「提携」『The financial news』2018年07月19日の記事)
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