慶尚北道、ブロックチェーン産業育成に向けて動き出す
慶尚北道が第4次産業革命の核となるセキュリティー技術・ブロックチェーン産業育成のためにスイスのツーク市にあるクリプトバレーの企業と手を組んだ。
今月20日慶尚北道によると慶尚北道のベンチマーキングチームは李・喆雨道知事の特別指示で8月10~16日ブロックチェーン技術のメッカと呼ばれている同市のクリプトバレーを訪問し、現地にあるブロックチェーンのスタートアップ育成専門企業と業務提携契約を締結した。
クリプトバレーの造成に成功したツーク市
ツーク市は仮想通貨とICO(企業が技術や情報などを投資家に公開して仮想通貨を受け取って投資金を調達する方法)関連の制度、企業活動に関する規制緩和、税金の引き下げなどでブロックチェーン関連企業と投資資金を集めて、2013年にクリプトバレーを造成した。
5年が経った現在はイーサリアム財団など170あまりのブロックチェーン企業を抱えている。
同市は特に2016年から公共サービス料金にもビットコイン決済を採用し、ブロックチェーンベースのデジタル身分証明書を導入し、サービスはデジタル投票、図書館での貸出、レンタル自転車、交通システムなどに拡大している。
長官や企業から直接説明を受ける
慶尚北道のベンチマーキングチームは今回の訪問でツーク市の財務長官、スイスブロックチェーン協会長などから「デジタル・スイス」の発展プロセス、ツーク市のビットコインとブロックチェーン、クリプトバレーのエコシステム、スイスのブロックチェーン関連の法制度などについて説明を受けた。
またブロックチェーンのスタートアップ企業のアクセラレータ専門企業であるHammerTeamの創業者でのアリエル・ルーディー代表取締役からブロックチェーンのスタートアップ企業の育成方法に関する説明を受けた。
特に14日にはHammerTeamとブロックチェーン産業のエコシステムの造成と専門人材の養成、共同協力事業の推進などに関する業務提携契約を締結した。
既存産業にもブロックチェーン技術を融合させていく考え
慶尚北道の宗・ギョンチャン雇用経済産業室長は「今後ブロックチェーン産業の育成のために特別委員会を結成し、またブロックチェーンのスタートアップ育成、人材養成などはもちろん既存産業にブロックチェーン技術を融合させていきたい」と明らかにした。
____________
引用記事:http://www.newsis.com/view/?id=NISX20180820_0000395036&cID=10810&pID=10800
(「韓国・慶尚北道、ブロックチェーン産業育成のためスイスの企業と協力」『NEWSIS』2018年8月20日の記事)
____________
翻訳:花崎
0コメント