▲延世大学のキム・シホ教授
韓国の延世大学キム・シホ教授の研究チームは、「ブロックチェーンベース」の「車両間信頼ネットワーク(Blockchain based trust network)」技術を開発したことを今月2日明らかにした。
信号機のない交差点では、道路標識等によって示された優先道路、明らかに幅の広い方の道路、徐行・一時停止の道路標識がない方の交通が優先となる。
しかし、まだこれを判断する技術は存在しない。このような信号機のない交差点で自動運転車両に出会った場合膠着状態となってしまう。
人間の場合、このような状況で道を譲ることができる。しかし、人工知能エージェント(Agent)が道を譲ることはまだできない。いつも譲るようにプログラムされた自動運転車両があったとしても消費者側が納得できるのかという点も問題となる。
キム教授チームが開発したブロックチェーンベースの車両間信頼ネットワークは、自動運転車両が信号のない交差点で車両間優先権を判断し順次走行できる技術。
ブロックチェーンの場合、さまざまな技術的なメリットがあるにも関わらずビットコイン・イーサリアムなどに使われる方法は、帳簿の内容を1秒・1分周期で記録するので取引が発生する車両間通信など、リアルタイムで処理する必要がある場合、適用できなかった。
研究チームは、帳簿を地域動的帳簿(LDB, Local Dynamic Blockchain)と主帳簿(MB, Main Blockchain)に分けて問題を解決したという。
リアルタイム情報はLDBに記録、重要なイベントのみMBに記録することでブロックチェーン技術でリアルタイム情報が処理できる。またMBの保存容量が無限になることを防いでくれる。
このように記録した情報をもとに優先権を判断して進入する順番を決めることができるというのが研究チームの説明。
本研究は、韓国情報通信振興センター(IITP)ICT人材養成事業の支援で行われた。出版社Elsevierの『Advance in Computers』専門著書や『Computer Networks』ジャーナルで発表された。
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引用記事:http://www.edaily.co.kr/news/read?newsId=01266086619369312&mediaCodeNo=257&OutLnkChk=Y
(「延世大学キム・シホ教授チーム、ブロックチェーンベース自律走行車両交差点交通整理技術開発」『E-daily』2018年10月3日の記事)
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翻訳:元
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