■クレジットカードの1700件を超える3000件処理へ
ブロックチェーンソリューション企業GLOSFERは、来年1秒当たり3000件の決済が可能なHYCON(HYC)パブリックブロックチェーンで仮想通貨ベースの決済をサポートすると今月1日明らかにした。
グローバル仮想通貨決済を目指す同社は、最近独自の仮想通貨HYCON(HYC)を海外取引所に続いて韓国内取引所に上場した。
一般の人々が仮想通貨で決済できるように開発されたHYCONパブリックブロックチェーンは現在1秒当たり100件程度の決済処理が可能。GLOSFERは、イーサリアムブロックチェーンネットワークがサポートするスマートコントラクトの機能を追加したアップグレードバージョンで来年の第3·4四半期には1秒当たり3000件以上を処理できるようになるという。
GLOSFERのキム・ボギュ事業本部長は、「流動人口が多い場所では、決済に5秒掛かったとしても客と売り手の双方が不快感を感じてしまう。これまでのクレジットカードネットワークでは全世界で1700人が同時に決済できる」と述べた。
「現在Bitcoinは1秒当たり7件、Ethereumは20~25件を処理するが、この速度ではグローバルユーザーを満足させることができない。HYCONは、このような問題を解決できる3世代パブリックブロックチェーンプラットフォーム」だと強調した。
■それぞれの企業に合わせたブロックチェーンプロジェクト
GLOSFERは、HYCONパブリックブロックチェーンをアップグレードすると同時に企業顧客のためのHYCONプライベートブロックチェーンソリューションも高度化する方針で、売上の40%以上をR&Dに投資してパートナーとの協業を拡大する。
キム本部長は「ブロックチェーン技術で可能なアイテムは顧客の数と同じくらい多様だ。企業がブロックチェーンプロジェクトを成功させるには、経験と技術の両方が必要だ。GLOSFERは、独自に開発したHYCONブロックチェーンソリューションを顧客の目的に合わせて提供し、営業・技術パートナーと協力して顧客層の拡大に注力する」と述べた。
同社は、公共と民間の課題をブロックチェーン技術で解決して、新たなアイデアを事業化するためのノウハウを共有している。トップダウンではなくボトムアップの方式でメンバーの同意と参加を促している。
キム本部長は「一見直接的には関係がないように見える産業にもブロックチェーンソリューションを繋げることができる。蘆原地域通貨(訳者注:ソウル市蘆原区)、永登浦区(同:ソウル市永登浦区)の提案評価システム、海洋水産部の港湾管理システムなど自治体と中央政府を対象にブロックチェーン技術の適用事例を増やしてきている」とコメントした。
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引用記事: https://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=105&oid=030&aid=0002744784
(「GLOSFER、来年までに秒間3000件の決済処理実現へ」『電子新聞』2018年10月1日の記事)
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翻訳:花崎
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