ソウル市、「ブロックチェーン団地」造成

▲欧州歴訪している朴市長


■ソウルの開浦・麻浦にブロックチェーン団地
■朴・ウォンスン市長、ブロックチェーンで初のマスタープラン発表
■2021年「グローバルセンター」設立
■2022年まで1233億ウォン(約123億3000万円)投資予定
■1000億ウォン(約100億円)規模のファンド造成
■スタートアップ企業育成・人材養成


韓国のソウル市が、200か所の企業が入居できる「ブロックチェーン団地」をソウルの開浦(ケポ)と麻浦(マポ)に造成する。特に開浦デジタルイノベーションパーク内に2021年まで韓国最大規模の「ソウルグローバルブロックチェーンセンター」を設立する。


ソウル市は、今後5年間1233億ウォン(123億3000万円)を集中投資してブロックチェーンの活性化に取り組む。1000億ウォン(約100億円)規模の「ブロックチェーンソウルファンド」も民間機関と協力して造成する。



欧州歴訪している朴市長は、今月3日午前(現地時間)スイスツーク市長で懇談会を開いて「ブロックチェーン都市ソウル推進計画(2018~2022年)」を発表した。


第4次産業革命のコア技術と呼ばれる「ブロックチェーン」産業の活性化のための5か年中長期ビジョンだ。ソウル市のブロックチェーン分野への初めてのマスタープランでもある。


ソウル市が発表した「ブロックチェーン都市ソウル推進計画」の主な内容は、産業のエコシステムベースの構築だ。▲団地造成▲企業上場支援▲専門人材養成▲マイス(MICE) 産業支援▲民間機関との協力などがある。



ブロックチェーン団地は「開浦デジタルイノベーションパーク」と「魔浦ソウル創業ハブ」の2か所に合計200か所の企業が入居できる規模で造成する。まず2019年までソウル創業ハブで23か所(600㎡)、開浦デジタルイノベーションパークで50か所(2325㎡)の企業が入居できるスペースを造成する。


特に開浦デジタルイノベーションパークはスタートアップ企業・中小企業・大手だけではなくグローバル企業を誘致して韓国のブロックチェーン研究・開発(R&D)をリードする役割を果たす。


ソウル市は、技術力はあるが商用化の実績がなくて事業化に困っている中小・ベンチャー企業(年間最大9件)に技術開発商用化のための資金を最大10億ウォン(約1億円)まで支援する。


専門人材養成にも力を入れる。現在韓国のブロックチェーン専門人材は約600人。2022年まで実務・創業人材760人を排出することを目途で企業・実務、創業、専門の3つのカリキュラムを運営する。



またソウルで行われるブロックチェーンイベントのうち国際的な競争力のあるイベントには最大1億ウォン(約1000万円)を支援する。外国人参加者50人以上の国際会議をソウルに誘致し「ブロックチェーンInソウル」ツアーコースを開発して参加者を対象にソウルのブロックチェーン産業拠点を紹介する。


ソウル市は、ブロックチェーン産業発展のための政策協議体「ソウルブロックチェーン産業発展協議体」を年内に構成する。ブロックチェーン関連協会・企業・大学・研究機関などが参加する。企業・民間などがリードして政府が支援するガバナンス方式で行われる予定。






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引用記事:http://www.newsis.com/view/?id=NISX20180925_0000427253&cID=10201&pID=10200

(「ソウル市、開浦・麻浦に「ブロックチェーン団地」造成…200企業入居」『newsis』2018年10月4日の記事)

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翻訳:元

IT・ゲーム・ときどきブロックチェーン

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